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ブルー・スエード・シューズ

2016.02.29

“COUNTRY SONG ROUNDUP”1956年8月号

エルヴィスとカール・パーキンスが表紙を飾っています。
カントリーソングの雑誌ですがエルヴィスの「Heartbreak Hotel」カールの「Blue Suede Shoes」
ともにビルボード誌のポップス、カントリー、リズム&ブルース3部門で大ヒットしているのでカントリー誌でも大々的に取り上げられました。
まだ、ビルボード・ヒットチャートにロック部門が無かった時代特有の面白い現象です。

1950年代のロックンロールの歌詞の内容といえば今夜は大騒ぎしよう!とか、俺の彼女は最高…、または彼女が居なくなり淋しい…等の歌詞が多いのですが、それらは古くからのブルースやカントリーにもよく見られる内容でした。

そんな状況のなか「ブルー・スエード・シューズ」が1956年になり全米チャートを昇っていきます。

「なにをやっても構わないけど俺のブルースエードシューズだけは踏むな!」

自分本位で反抗的な内容はその後のロックンロールの歌詞の方向性にも影響を与えていきます。

全米ヒットした最初のロックンロールといえば、ビル・ヘイリーの「ロック・アラウンド・ザ・クロック」が有名ですが、意外にもロックという単語が歌詞に無い「ブルー・スエード・シューズ」の方が総合的にみてロックの基盤を作った意味では重要な気もします。

 

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しかし皮肉にもこの曲はエルヴィスがライブステージで多く歌っていた事から一般にはエルヴィスの代表曲と思われています。

そこには本家カール版をヒットさせる為に、カヴァーレコーディングをエルヴィスにアドバイスして、結果どちらがヒットしても印税が入る事になるサンレコード社長サム・フィリップスの思惑も垣間見えますが、エルヴィスのお気に入りだった曲であるのは間違いないでしょう。

1956年1月にカールの「ブルー・スエード・シューズ」が発売されますが、エルヴィスは2/11の全米TV「CBS ‘Stage Show’」ドーシーショウで「ブルー・スエード・シューズ」を歌います。
この時点ではエルヴィス自身はまだレコードでは発表していないのにカールより先にテレビで歌ってしまうのです。

エルヴィスはドーシーショウで合計6回の出演契約を結びますが、更に5回目の3/17でも歌っていて、この頃には、カールも遅れながらも人気番組ペリー・コモ・ショウでの3/24TV出演契約を果します。

しかしそれはエルヴィスが出演するドーシーショウと同じ時間帯、裏番組にあたります。

その為エルヴィスは「ブルー・スエード・シューズ」の替わりに「マニー・ハニー」を歌うことにしますが、不幸にも3/22の夜明け前にカールのバンドは移動中に交通事故に遭い出演出来なくなります。
エルヴィスのバックバンドは出演前日に彼らを見舞いに訪れているので、エルヴィスもこの事は知っていますが、カールが歌う予定だった「ブルー・スエード・シューズ」は歌わないで結局「マニー・ハニー」を選択します。

 

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その後、エルヴィスは4/3に「ABC’The Milton Berle Show’ 」ミルトンバール・ショウで「ブルー・スエード・シューズ」を歌いますがジャクソンで療養中のカールもTVでその姿を見たと云われてます。

本当だとしたらそれも皮肉な話です。

 

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4/21にはライブ復帰を果したカールは5/26に念願のペリー・コモ・ショウで「ブルー・スエード・シューズ」を歌いますが、丁度その頃には100万枚ミリオンセラーヒットにまで到達しています。

当時のカール・パーキンスが最も輝いていたのはこの時だったのかも知れません。

 

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満を持してのカールTV出演からほぼ1週間後、6/1にエルヴィスは休日にも関わらず、カールなどのサン・レコード歌手が出演するメンフィスのOverton Park Shellのイベントに現れます。
これはその時に撮られた写真でおそらく復帰後初の再会…

後年カールはエルヴィスに冗談半分で「俺のブルー・スエード・シューズを踏むなんてひどいじゃないか」と言ったという話をしている様ですが、そんな会話が有ったとしたら恐らくこの時では?

 

Lot.737 Blue Bucks Shoes

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起毛したレザーの中でも特に美しいヴィジュアルを持つスーパーバックスを使用。
履きこむ事で経年変化が楽しめ、1950年代のヴィンテージシューズと見分けが付かない雰囲気を醸し出すでしょう。

 

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クロスストラップシューズ【Cross Strap Shoes】

2016.02.27

靴ひもを結ぶ必要のない靴、いわゆるスリッポンシューズは1950年代あたりからタッセルローファーやコインローファーがアメリカ東海岸で学生からビジネスマンにも定着した影響でそこから派生したと思われる面白いデザインのスリッポンシューズが50年代半ばには多く登場します。

これはその中のひとつ、”Cross Strap Shoes”
アメリカ全土に知れ渡るシアーズ通販カタログでも短い期間しか掲載されていないユニークなデザインです。

当時のマイナーブランドを含めた場合、実際にはこれらのスリッポンシューズが多種存在し、消えていったと想像できます。

 

 

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”Cross Strap Shoes”を履くエルヴィス

1956年のエルヴィス・プレスリーからも多くのスリッポン・シューズを履いている写真が確認出来ますが恐らくライブでの着替えを楽にする事からも、靴紐をいちいち外さないで済むスリッポンシューズが最も重宝されたのではないかと思われます。
それというのもエルヴィスがライブ中にスリッポン・シューズを多く履いている期間が1956年の前半に集中する事からも推測出来ます。
1956年に入りRCAレコードから初の全米ヒット第一位に輝いた「Heartbreak Hotel」によってそれまで沢山のカントリーシンガー達と一緒に巡業に回り、良くて1日ワンステージで数曲歌うのが普通だった仕事が劇的に増えます。
昨年までのジョニー・キャッシュやワンダ・ジャクソン、ビル・ヘイリー、バディ・ホリーなど他のシンガー達と混じり歌うイベント等のステージでは人気とギャラの面からも不都合となり、エルヴィスは単独でライブを行う事になります。
大体の場合前座に手品、漫才などのボードビルショウがあり、その後に30分くらいのエルヴィスのショウがありますが、それは大体1日2回から4回ほど行います。

現在のロックアーティストは一回のライブで2時間弱が普通ですが、30分を入れ替わりで4回は舞台演劇に近い形態、今とは違いますね。
1956年のエルヴィスは激しいステージアクションが売りですから、当然汗だくになり毎回シャツなど着替えが沢山必要になります。

その度に靴を脱ぐわけですから断然スリッポン・シューズの方が好都合だったのでしょう。

 

LOT.719 Cross Strap Shoes

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アッパーにはベビーカーフを使用し、レザーソールの仕上げにまでも一切の妥協を許さず製作。
特に欧米ならではの力強く丸みのあるカウンターの再現を追求した事により、デザインと履いた時のフィット感を完璧なものにしました。
グッドイヤーウェルト製法にてトップクラスのドレスシューズとしてリリース。

ホワイトステッチも目立ち過ぎず、当時のイメージを大切にした上品な仕上がりです。

 

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エルヴィスでしか見かけないボタンダウンシャツ

2016.02.18

エルヴィス・プレスリーは1954年の夏、地元メンフィスにある、R&B等のブラック・ミュージックを中心とした録音やカントリーのシングル盤などをリリースしていたサン・レコードからデビューします。
サンの社長、サム・フィリップスはエルヴィスの声を聴き、それまでの音楽には無い可能性を導き出して新しいタイプの音楽を創造していきます。
それらはロックンロールとか後にロカビリーなどと分類されてこのレーベルの代名詞と成って行きますがサム・フィリップスがエルヴィスに可能性を見出した原因には声は勿論、実はルックスも有ったと思います。
サンに在籍していた1954-55年のエルヴィスは奇抜なアイテムが混じったファッションが多々見受けられ自身が展開する新しい音楽に合わせファッションも色々と取り入れて行く前向きな姿勢が見受けられます。
そんな時代のアイテムは現代のヴィンテージ市場でもあまり出てくる事の無いものが多いのですが、今回注目したのは1955年1月から7月あたりまで愛用したと見られるボタンダウンシャツです。
ボタンダウンといっても通常のものとは違い襟の裏側からボタンを留める変則タイプです。
このタイプは50sのSPORTOPなどのブランドで存在は確認されていますが着用しているのが判る写真となるとエルヴィスくらいで1950年代のファッションとしては一般に認識されていない形です。

 

新しいタイプの音楽とファッション

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襟部分にダブル・ステッチ、襟の裏側は黒い生地です。
このパターンはむしろ最近のYシャツに見受けられ、結果的には半世紀以上時代を先取りしていたとも云えます。
ネクタイを締めていますが。襟芯なども無く生地は柔らかめなのかロールして膨らんだ襟がややシワになって潰れています。
ネクタイを締めるためのシャツなのかいまひとつ判断しかねる不思議な作りです。

 

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1955年2月19日のルイジアナ・ヘイライド出演時。
主にラジオショウを中心としていた、カントリーミュージックのイベントで沢山のカントリーシンガーが歌うなか、司会者はエルヴィスを新しいスタイルのシンガーとして紹介し、数曲歌います。
ですからエルヴィスのファッションは競演する他のカントリーシンガー達と違う路線を選ぶ必要があり、意識的に避けているアイテムも出てきます。
当時のバックバンド、スコッティ・ムーアとビル・ブラックも初期は刺繍入りのウエスタン・シャツでネクタイ姿のエルヴィスに混じりバンド写真を撮っていますが、1955年になると実際のライブ写真ではYシャツにネクタイといったスタイルしか残されていないのでエルヴィスのイメージが特定の音楽ジャンルで固定されないことを考えての選択だったのでしょう。

 

LOT.780  Roll Collar BD Shirt

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50sポケットコーム

2016.02.15

髪型を整える為に使うコームには携帯用として使われるポケットコームと呼ばれるものがあります。
良く見られるのが革ケースに入ってスーツの内ポケットに収められる持ち手が付いたタイプ、または持ち手部分から半分に折りたたんでコーム部分が収納されるものがありますがファッション的には画像にある持ち手が付いていないタイプに惹かれます。
ここにあるのは1950~60年代のデッドストックです。
当時はレジの横に置いたりして販売していたのでしょう。
水性ポマードが無く、油性ポマード、リキッド類で整髪していた当時は外出先でもコームで髪を整える作業は今より多かったのでこの手の携帯用コームは手軽で、良く売れたのではないかと思います。
色も沢山あってファッション性も重視されています。

 

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自宅でセットするなら持ち手があるタイプが楽ですがファッションとしてはこの手のものがポケットに入っている方が見た目にコームだと判り面白いですね。
この手のポケットコームはデニムパンツのポケットに入れて少し出したりするのも良いのですが壊れやすいのです。
胸ポケットは落ちやすいのでピン付コームがオススメですが最近は持ち手の無いAce Combタイプはどこも作らなくなってしまい今や50sコームのレア品として認識される傾向がありますね。
曲げても折れない柔らか目のUNBREAKBLEタイプもありますがピン付はHARD RUBERタイプがほとんどです。

 

 

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1955年SUNレコード時代のエルヴィス、肌が透けて見えるレースシャツにピン付ポケットコーム、透けシャツなのでコーム全体も見えています。
コームを巧く利用して奇抜なファッションを更に魅力的にしていますね!

 

 

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1956年になると全国的に有名になりますがここでもピン付ポケットコームとボールペンのピンがYシャツの胸ポケットから見えます。
どこでもサインを求められるので胸ポケットにボールペンはファッションと言うより必需品だった様です。

 

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カーコート?スポーツコート?ジャケット?

2016.02.14

1950年代後半にかけてロックアーティストの写真で良く見かけるイタリアンカラーのコートです。
素材には太目の畝が特徴のヴィンテージ加工を施したコーデュロイを使用し前身項の切り替えを利用した4つのスラッシュポケットや、レザーくるみボタン等、細部まで拘り抜いた一着です。

 

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1950年代当時のSUNSET HOUSEのコート、当時は様々なカラーが存在したらしくこのキャメルの他にも濃い目のキャメルや、赤、緑、黒など確認されています。
デュアン・エディ、エルヴィス、エディ・コクラン、アリス・レスリー、ジーン・ヴィンセント出演映画「Hot Rod Gang 」の劇中等、色々と見つけられると思います。

 

 

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ポートレート写真のエディ・コクラン、ショールカラーのセーターに合わせてます。
ここで着用しているショールカラーセーターはバディ・ホリーと一緒に同じものを購入した事が最近知られる様になりました。
軽いジャケット感覚で羽織り、ポーズを決めています。
実際エディはこのコートを着用してグレッチ6120を弾いてライブを行っていた写真も残されていますし、デュアン・エディは白のコートで撮影してレコードジャケットでも使っています。
グレッチ使用ギタリスト好みのデザインだったのでしょうか?

 

 

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1958年映画「闇に響く声/King Creole」でのエルヴィス・プレスリー
ここではネクタイを締めています。
これもコートというより軽いジャケット感覚で着用している様にみえます。

 

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リトル・リチャードとエディ・コクランに挟まれた中央のアリス・レスリー、前あわせが逆になっていて当時レディースが存在した事が判り、実際まれに今でもヴィンテージ市場でも見かけます。

これらの写真の着こなしからみてもコートとはいっても冬物アウターとしてのコートでは無くて今で云うジャケット、ブルゾン感覚なのでしょう。
実際アメリカの1950年代当時の広告でもSports Coatと記載されているものとSport Jacketとの違いはなくてCoatとJacketとは基本的に上着という認識で同じ扱いなのです。
これら一連の写真の着こなしを見ても冬物のオーバーコートとして着用してはいないですね。

なので季節を問わずに上手く着こなして頂きたいアイテムです。

 

 

LOT.746 Danny Coat

 

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ジーパンはいつから細くなったのか?

2016.02.13

1950年代終わりから1960年代に入ると洋服全般全てスリムなシルエットに変わって行きます。
ジーンズなどもスリムなパンツが主流になりますが、1950年代でもスリムジーンズとまではいきませんがパンツの先を少し細くテーパードさせた2タックパンツなどが1950年代半ば、2-トーンの切り返しやプリーツが入ったピストルパンツ、ステッチ入りパンツを中心に多く見られる様になり通常の2タックパンツとのシルエットの違いが出てきます。

1950年代は若者向けの雑誌に定着せず一瞬で消えてしまったデザインの洋服が沢山みられますが、先細を売りにしたカジュアルパンツなどの広告が存在するのは後の流行を先取りしていたとも言えます。
そういった流れも影響したのか1950年代のリーバイス501はストレートジーンズですが映画などではやや先細に形を変えているのが判る写真が存在します。

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1958年映画「闇に響く声/King Creole」でのエルヴィス・プレスリー
ロールアップしたリーバイス501のシルエットがやや細身に見えます。

 

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拡大してみるとロールアップした部分から見えるデニムの裏地、セルビッチ部分の幅がやたら広いのが判ります。先を詰めた分の余りがセルビッチ部分にまわって広くなっています。

 

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1953年映画「乱暴者/The Wild One 」でのマーロン・ブランド。
こちらもロールアップ部分のセルビッチが現行品より広いのが判ります。
1953年の時点でもこの方が良いと判断してシルエットを変えているのは興味深いです。

エルヴィス、マーロン・ブランド共に骨盤は太めなので当時の不良を演出するのには効果的だったのでしょうね。

 

 

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2トーンカラーのショールカラー・スウェット

2016.02.11

寒い季節になると重ね着でシルエットの崩れが気になると思います。
50sのスウェットの雰囲気を保ちながら細身のグレーディングでジャケットやブルゾンのインナーとしても使える薄手のスウェット生地を使用したプルオーバーのショールカラー、襟部分は小ぶり浅めに設定しました。

 

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ペンダント等のアクセサリーをワンポイントにする場合、通常のショールカラーだと肌に直接着けないと収まらないのでアクセサリーが隠れてしまいますが、浅めの襟設定のデザインは襟の外側にペンダントを着けても調度良い位置におさまります。
50sヴィンテージのスウェットにある色合いの2トーンカラーを選びました。

 

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薄手の生地ですがピッタリと着られる形なので意外と暖かいです。

 

 

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元々インスピレーションを受けたのはこの写真
1956年12月にメンフィスのブラックミュージック専門のラジオ局WDIAのイベントでの楽屋風景、手前向かって左はジュニア・パーカー、エルヴィスの歌うミステリー・トレインは彼がオリジナルです。

そして中央のエルヴィス、右のボビー・ブランドの両名が着ているショールカラーの襟が以外と小ぶりで特徴が有り、これはスウェットでは無いと思いますが面白いです!
ヴィンテージでもVゾーン浅めのショールカラースウェットはあまり見かけないのですが、
逆にこの写真のイメージを参考に再構築したのがこのShawl Collar Sweatです。

 

 

 

LOT.776  Shawl Collar Sweat

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LOT.776 Shawl Collar Sweat
Price…11,000yen(No Tax)
Size…36,38,40
Color…Masterd-Navy,Red-Black
Material…Cotton 100%

 

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50sジャケット当時の着こなし

2016.02.10

ポール・ニューマン主演映画「傷だらけの栄光・Somebody Up There Likes Me」
1956年に製作された作品ですが実在したボクシング世界ミドル級チャンピオン、ロッキー・グラジアノの生涯を描いた内容は日本でも影響を与えたらしく後に「あしたのジョー」でうまく使われています。
すぐ喧嘩をするが弱いものイジメはしない、女性に対してはシャイである、子供達にも慕われている下町のヒーロー、刑務所を何度も脱走している等、この魅力的キャラクターを巧く昇華したポール・ニューマンの演技も光り、この作品をプロットに様々な作品が派生していったのでしょう。
さらには注目すべき50sファッションアイテムが沢山登場します。
一度にはとても紹介出来ないくらいなのでまずはナッソージャケットの着こなしを!

 

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ロッキー役のポール・ニューマン、襟なしシャツにナッソー。
ロカビリーシンガー的着こなしとは違い、襟なしに合わせるところが当時のリアルなストリートを感じさせ現代の目で見ても逆に魅力的ではないでしょうか?。
マーロン・ブランドにも通じるタフなイメージ。
ジャケットの形状はHollywood Sports Wear/CarmelまたはCalifornia Sports Wear/Palominoに似ていますが、恐らくカーメルでしょう。
注目したいのは3つボタンなのにあえて一番下のみを留めている所!
Vゾーンが広くなる事で厚い胸板が強調されます。
当時の不良的着こなしです。

 

 

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エルヴィスも1957年映画「監獄ロック・Jailhouse Rock」で刑務所あがりのロック歌手役を演じていますがここでも意識的に3つボタンの一番下のみを留めています。
これはHollywood Sports Wear/Capistrano着用、衣装ではなくて自前です。
エルヴィスの場合は1955年、56年のプライベートでもこのパターンが多いので自然になった様に見えますがこの時期、映画での役作りに対してはかなり意欲的だったので他のシーンと比べて考えるとここは演出でしょう。

さすがです。

 

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変形パターンのアーガイルソックス

2016.02.08

1950年代になると伝統的なアーガイル柄から派生した様々な種類のユニークなデザインのアーガイルソックスが誕生します。

こちらは2つの稲妻が絡んでダイヤ柄を作っている変形アーガイル、Bolt Soxです。

1956年のエルヴィス写真からパターンを作成しました。
当時のソックスは丈が短いタイプが多く同じパターンだと稲妻パターンが短くなってしまうのでカーブを一段延長してあわせました。
カラー写真が無いので色は想像ですが当時を意識したカラフルな配色を選んでます。

LOT.761 Bolt Sox

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50年代の王道、ブラック+グレー+ピンク

 

 

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これは想像ですがエルヴィスのイメージです
濃いグリーン+赤+稲妻をイメージしたレモンイエロー

 

 

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アイボリー+ネイビー+ショッキングピンク
この配色は50年代のサマーニットシャツから頂きました!
なのでこれも50sカラーです。

安心して下さい、履けますよ!

 

 

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2色パターンのシンプルなアーガイルソックス

2016.02.04

アーガイル柄の靴下は様々なパターンがありますがダイヤ柄でも通常3色、ラインが入ると4色以上のパターンがありますがこれは2色でダイヤとライン部分も表現したパターンです。
あまりにもシンプルすぎて逆にあまり見かけないパターンでもあります。

 

1956年7月のElvis Presleyから…

ニューヨークのスタジオでHound Dog, Don’t Be Cruel等を録音してメンフィスへの帰路途中。
シルク混のスーツにホワイトバックスの靴、アーガイルパターンのスポーツソックスを合わせるのがこの時期の代表的着こなし。
ここに収められているものは全て欲しくなってきます。
なので写真を参考にパターンを作成。
Cotton 100%やや厚手で柔らかいジャガード織りで製作しております。
50年代の靴下を意識してかなり写真のイメージに近いものになったかと思います。

 

 

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このカットだと白い部分の毛が裏から出てきて大分逆立っているのが確認出来ます。
基本的に今回は同じ織り方なので出来るだけそうならない様、裏地に入る毛糸は長めにとってあります。
劣化するとエルヴィスと同じ感じになるという事でプラスで考えて頂きたいです(笑)

 

LOT.787 Argyle Sox

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LOT.787 Argyle Sox
Price…1,800yen(no tax)
Size…Men’s Free 24cm-28cm
Color…Black ,Orange, Green
Material…Cotton

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50sエルヴィス愛用のウエスタンパンツ

2016.02.01

 

1956年のエルヴィス・プレスリー、エド・サリバン・ショウTV出演のリハーサル写真。

当時にしては細身のシルエットに見えます。

TVの本番では太目の2タックパンツに着替えてますが、エルヴィスはこの時期大ブレイクしており、リハーサルは勿論プライベートの写真まで雑誌などで大量流出していて当時の若者、更には第二のロックンロールアイドルをデビューさせたい大手レコード会社のお手本としてもこの手の写真は多大な影響を与えています。

この時期、本番のステージ以外のファッションもエルヴィス自身、意識して演出していた事は間違い無いと思われます。

 

 

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ロックスタイルの細身のパンツは1950年代には無く実際にエルヴィスが着用しているのは黒のウエスタンパンツ。

彼の場合、骨格がしっかりしている事とポロシャツやスリッポンシューズ等のカジュアルウエアとあわせる事が多くカントリーシンガーのウエスタンファッションとは全く違うイメージです。

むしろリーバイス501を履くくらいのタフなシルエットですね。

 

 

ロックスタイルの細身のパンツのルーツは50sにあった
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1956年8月、映画「Love Me Tender」の撮影でハリウッドのKnickerbocker Hotel宿泊中、エルヴィスのいとこのジーン・スミスと…

ジーンは白黒コンビの靴に細身のホワイトベルトにワイシャツ、エルヴィスはヴァンプ・スリッポンシューズ、ベルト無し、ボタンダウンシャツのボタンを外して襟を立てています、ここでは二人とも同じ黒のウエスタンパンツを履いていていつの時代も自由な着こなしは存在するのだという事を再認識させられます。

それにしても体格が違うと同じパンツでもシルエットがかなり違いますね!

エルヴィスの履くブラックウエスタンパンツはカントリーミュージックというよりロックンロールの着こなし、これはもはやロックンロールパンツと言って良いレベルです。

注目したいのは股上の深いウエスタンパンツでもエルヴィスは骨盤が太い為、腰で履いている様な錯覚を受けます。

このイメージは1950年代後半のロックンロールアイドルに受け継がれ1960年代のロックスタイル、細身のパンツにつながっていくのでしょう。

 

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50s ロカビリー ファッション ナッソージャケットその2-50s Rockabilly Fashion-Nassaw Jackets Vol.2

2013.05.02

前回のナッソージャケットに続く第二弾です。
今回はガウンタイプ・ナッソージャケットです。
ガウンタイプは富裕層が、家にいるときにさっと羽織るものであったが、やはりエルヴィスが1955年から着ているのが確認されているので、ここからロックンロール的なアイコンになった可能性が大だと思います。

2.「Eaton Hall Sports Wear」(イートン・ホール・スポーツ・ウェア)

こちらは50年代にはじまり、隆盛を極めたと考えられるブランド。
ヴィンテージ古着で発見されるアイテムは全てガウンタイプのナッソージャケット。
タグにはテニスラケットなどが描かれているが、とてもそんなスポーツ用とは思えないデザインばかり発売しています。

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こちらはイートンホールの黒白ガウンタイプを着用するジョニーキャロル。1957年。

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イートンホールにも様々なデザインが存在する。胸に飾りフラップが付き、ベルトループが存在するバージョン。

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上記のモデルを着用する1955年のエルヴィス。同じ時期にチャーリー・フェザースも同じものを着用。
メンフィス・ビールストリートのランスキー・ブラザーズで購入した可能性が高い。

3.KAY JET(カイ・ジェット)

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このブランドもガウンタイプのスペシャルデザインのナッソージャケットばかりがヴィンテージで確認されているが、出てくR物がほぼデットストックで、スペシャルばかりなので、50年代ではなくその後作られたメーカーなのでは?という話もあるが、それにしてはシルエット、生地感、織ネームの雰囲気が50年代過ぎるので、誰も真相はわからないままです。
ただし、デザイン、生地感は申し分なくかっこいい。

3.CALIFORNIAN(カリフォルニアン)

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このブランドは40年代ぐらいから存在し、ナッソーのみならず幅広いラインナップを発売している大手のアパレルメーカーだったと推測される。ナッソージャケットのブランドとしては認知度は低いが、エルヴィスが着ていたガウンタイプと同じ配色の物をリリースしていた、もしくはその物だった為、ラインナップに入れさせていただきました。

エルヴィスが着ているガウンタイプのナッソージャケットは長らくイートンホールと思われていましたが、腰のポケットの配色が違うため別のブランドだろうと思っていました。
しかしながら、意外とエルヴィスと同配色のものが出てこずに長らく謎だったのですが、このジャケットが出てきたことによってカリフォルニアンだった可能性が数年前に高まったのです。

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エルヴィスが監獄ロックの中で着用しているガウンタイプナッソー。

ガウンタイプのナッソージャケットを発売していたブランドは他にもSprotsTimer等色々あります。

存在としてはやはりステージ衣装に結び付けられることの方がデザイン的には多い気がします。

10年ほど前、カイジェットのナッソージャケットを着てラスベガスで遊んでしたら、ホテルのドアマンに「正しい正装をしていますね!」と褒められたことがある。
やはりアメリカにはガウンナッソー・イコール・富裕層のイメージがまだあるのでしょうね。

 

50’s ロカビリー・ファッション-ナッソージャケットその1はこちらから

 

カテゴリー: Elvis Presley,Music

50s ロカビリー・ファッション-ナッソージャケット 50s Rockabilly Fashion-Nassaw Jackets

2013.05.01

1950年代のロカビリー・ファッションをアイテム別に紹介していきます。

50年代のロカビリー・ファッションと言っても、厳密な意味では当時ロカビリーファッションという名前でカテゴリーがあったわけではなく、アメリカのエルヴィス・プレスリーをはじめとしたミュージシャンのファッションや、「乱暴者」のマーロン・ブランドや「理由なき反抗」のジェームス・ディーン等の映画俳優の服装がアイコンとして50’sロカビリーファッションとして現代においてカテゴライズされていったものです。

又、日本では80年代以降アメカジ、古着が大流行してメンズ・ファッションとして定着化していた過程で、日本独自のロカビリー・ファッションのアイテムになっていったものも少なくありません。

スカジャン、アロハシャツなどがそうでしょう。

又50年代当時はエルヴィスが発端なのは間違いないながら、ロックンロール、ロカビリー・ムーヴメントは世界中に飛び火し各国独自のロカビリー・ファッション・スタイルが出来上がっていきました。

そういった意味で50’sロカビリー・ファッションの正しい定義は非常に難しいのですが、50年代のアメリカの文化から出たものを基準にセレクトしました。

アイテム別に紹介していきたいと思います。

第一回目「ナッソージャケット」

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元々はリゾートで着用することを目的に、富裕層向けに作られたジャケット。40年代から存在していました。

通常のジャケットに比べ、襟が丸みを帯びた形をしていて、ゆったりしたシルエットが特徴。

形のは様々なものが存在。

元々富裕者向けの物でしたが、50年代中期には若者もカジュアルファッションとして取り入れていました。

1954年にデビューしたエルヴィスが着用し、56年に全国区になった時にプライヴェートを中心に愛用した為、その後のフォロワー達も愛用し、ロックンロール、ロカビリーファッションの定番として認知されていきます。

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Carmelを着用する1956年のエルヴィス。白地に黒のネップが飛んでいるレーヨン素材のジャケット。

 

1.「Hollywood Sports Wear」(ハリウッド・スポーツ・ウェア)

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こちらは現時点で40年代のヴィンテージ物が確認されていることから40年代からハリウッド拠点に営業していたブランドと推測される。

同ブランドのナッソージャケットのラインには「Hollywood Sports Wear」(ハリウッド・スポーツ・ウェア)、「Carmel」(カーメル)、「Capistrano」(カピストラーノ)の3つのシリーズがある。

大まかに「Hollywood Sports Wear」(ハリウッド・スポーツ・ウェア)では3つポケット、ないしは4つポケットの襟が丸いナッソージャケットが多い。袖口は通常のジャケット同様のもの。中には「Carmel」(カーメル)と同じ形のものも存在する。
生地はウールからレーヨンまで幅広い。

 

50’sファッションを愛する人たちに最もポピュラーなナッソージャケットの形「Carmel」(カーメル)。
エルヴィス・プレスリー、エディ・コクランをはじめ様々な人が着用した。形もさることながら生地のバリエーション、カラーバリエーションが最も豊富。特にレーヨンのネップ生地の物は人気が高い。

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エディ・コクランはボディとネップが同系色のCarmelを着用。

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黒、もしくはこげ茶のボディに白、もしくはピンクのネップが飛ぶCarmelを着用するエルヴィス。

 

「Capistrano」(カピストラーノ)は「Carmel」(カーメル)のシンプル系ともいえる形で前身頃の始末や、裾の始末がシンプルに改良されている。生地はストライプがほとんどで、写真でのみ単色が確認されている。
他のバリエーションが存在したかは現時点では不明。
エルヴィス・プレスリーやボブ・ルーマンが愛用した。

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ヴィンテージのCapistrano。こげ茶ベース。この他に緑、赤ベースの存在も確認されている。

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Capistranoを着用する1957年のエルヴィス。セントクリストファーのネックレスを着用している。

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Capistranoを着用する1957年のボブ・ルーマン。彼はエルヴィスの影響を色濃く受けた一人。

 

 

着用の仕方としてはオープンカラーシャツや、マンダリンカラー(スタンドカラー)、ポロシャツを当時の人は合わせていた。
パンツはツータックスラックスを合わせるのがポピュラーだった。
しかし、元々カジュアルジャケットなので、インナーにTシャツを合わせている当時の人の写真も残されています。

 

706 unionでは「Capistrano」(カピストラーノ)の形を採用し、当時は存在しなかった生地を用いて発売しています。
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エルヴィス・プレスリーが愛したホットロッドカー/デュースクーペ、ロードスター

2013.04.30

32年のデュースと言えばエルヴィスファンが思いだすのは「アメリカングラフィティー」のジョン・ミルナーが乗る黄色いデュースでは無くて、エルヴィスが1957年主演映画「Loving You」(邦題:さまよう青春)で乗っていた黒いデュースクーペでしょう。

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馬車の名残とも思えるヒップラインの曲線日はたまらないものがあります。

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エルヴィスと言えば通常のイメージはキャデラックですが、このデュース本当に似合っています
元々有名なホットロッダーのJohn Athanが1929年ロードスターをベースに32年のデュースのフレームを使用してカスタムしまくった物です。
エルヴィスの映画のみならず、当時のホットロッド系の映画には引っ張りだこで使われていた有名な車だった様です。

今でもこのロードスター/デュースはアメリカのNHRAミュージアムに「エルヴィスカー/ELVIS CAR」として展示、保管されている様です。
50年代当時の不良は当時約20年落ちの30年代の車を安く買っていじり倒すのが自然な姿ですから、
この劇中のエルヴィスのスタイルは正に当時の不良そのもの。

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リーバイスの2NDジャケットにマンスフィールドのシャンブレーシャツ、501XXを合わせ、黒く染めたばかりの
髪の毛をグリースでなでつけたその姿…
デュース、ロードスターを乗るのにふさわしいただ一人の男といった風貌です。

 

706 union では、そんなエルヴィスに思いを馳せたデニムを作っています。

デザインは違いますが、デニムのセットアップのイメージでこの時のエルヴィス以外イメージはありません。

是非、706 union渾身のデニムセットアップを下記のバナーをクリックしてご覧ください。

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サン時代のエルヴィスが最後に発売したロカビリーの名曲「ミステリートレイン」Mystery Train

2013.04.29

エルヴィス・プレスリー(エルビス・プレスリー)のおススメベスト10の第一位に輝いた曲は、「ミステリートレイン」Mystery Train。

「Wildwood Flower」のヒットで知られ”ザ・ファースト・カントリー・ファミリー”と言われる、カーター・ファミリーの30年のヒット曲「Worried Man Blues」をベースにして、53年リトル・ジュニア・パーカーが当時所属していたサンの社長サム・フィリップスと共作。

リトル・ジュニアーズ・ブルー・フレイムスの「Feelin’ Good」に続くヒット曲を狙って発表したが、ビッグセールスには結び付かなかった。

エルヴィス・プレスリーは自らのギター、そしてギタリストのスコッティ・ムーア、ウッドベースのビル・ブラックをバックにレコーディング。

そしてこのナンバーはカントリーチャートでは「忘れじの人 I Forgot to Remember to Forget」のB面として11位までランク・アップしている(56年1月)。

正にロカビリーの典型といえる名作としてその後ロカビリーを目指す人は一度はレパートリーにしている。

ザ・バンド、エミルー・ハリス、ネヴィル・ブラザーズ、ニール・ヤング、ドワイト・ヨーカム、リック・ネルソン、ジェリー・リー・ルイス、そしてスコッティ・ムーア、ストレイ・キャッツ、ブライアン・セッツァー他がレコーディング。

又、このナンバーを元にしてジム・ジャームッシュ監督、工藤夕貴、永瀬正敏、ジョー・ストラマー主演の映画が製作され、89年カンヌ映画祭で芸術貢献賞を受賞を獲得。

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もちろんエルヴィス・プレスリーのこの作品が効果的に使われている。

 

706 union が選ぶ50年代のエルヴィス・プレスリーのベストソング10選はこちらからチェック!!

 

 

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