エルヴィス・プレスリーが愛したホットロッドカー/デュースクーペ、ロードスター
2013.04.30
32年のデュースと言えばエルヴィスファンが思いだすのは「アメリカングラフィティー」のジョン・ミルナーが乗る黄色いデュースでは無くて、エルヴィスが1957年主演映画「Loving You」(邦題:さまよう青春)で乗っていた黒いデュースクーペでしょう。
馬車の名残とも思えるヒップラインの曲線日はたまらないものがあります。
エルヴィスと言えば通常のイメージはキャデラックですが、このデュース本当に似合っています
元々有名なホットロッダーのJohn Athanが1929年ロードスターをベースに32年のデュースのフレームを使用してカスタムしまくった物です。
エルヴィスの映画のみならず、当時のホットロッド系の映画には引っ張りだこで使われていた有名な車だった様です。
今でもこのロードスター/デュースはアメリカのNHRAミュージアムに「エルヴィスカー/ELVIS CAR」として展示、保管されている様です。
50年代当時の不良は当時約20年落ちの30年代の車を安く買っていじり倒すのが自然な姿ですから、
この劇中のエルヴィスのスタイルは正に当時の不良そのもの。
リーバイスの2NDジャケットにマンスフィールドのシャンブレーシャツ、501XXを合わせ、黒く染めたばかりの
髪の毛をグリースでなでつけたその姿…
デュース、ロードスターを乗るのにふさわしいただ一人の男といった風貌です。
706 union では、そんなエルヴィスに思いを馳せたデニムを作っています。
デザインは違いますが、デニムのセットアップのイメージでこの時のエルヴィス以外イメージはありません。
是非、706 union渾身のデニムセットアップを下記のバナーをクリックしてご覧ください。
サン時代のエルヴィスが最後に発売したロカビリーの名曲「ミステリートレイン」Mystery Train
2013.04.29
エルヴィス・プレスリー(エルビス・プレスリー)のおススメベスト10の第一位に輝いた曲は、「ミステリートレイン」Mystery Train。
「Wildwood Flower」のヒットで知られ”ザ・ファースト・カントリー・ファミリー”と言われる、カーター・ファミリーの30年のヒット曲「Worried Man Blues」をベースにして、53年リトル・ジュニア・パーカーが当時所属していたサンの社長サム・フィリップスと共作。
リトル・ジュニアーズ・ブルー・フレイムスの「Feelin’ Good」に続くヒット曲を狙って発表したが、ビッグセールスには結び付かなかった。
エルヴィス・プレスリーは自らのギター、そしてギタリストのスコッティ・ムーア、ウッドベースのビル・ブラックをバックにレコーディング。
そしてこのナンバーはカントリーチャートでは「忘れじの人 I Forgot to Remember to Forget」のB面として11位までランク・アップしている(56年1月)。
正にロカビリーの典型といえる名作としてその後ロカビリーを目指す人は一度はレパートリーにしている。
ザ・バンド、エミルー・ハリス、ネヴィル・ブラザーズ、ニール・ヤング、ドワイト・ヨーカム、リック・ネルソン、ジェリー・リー・ルイス、そしてスコッティ・ムーア、ストレイ・キャッツ、ブライアン・セッツァー他がレコーディング。
又、このナンバーを元にしてジム・ジャームッシュ監督、工藤夕貴、永瀬正敏、ジョー・ストラマー主演の映画が製作され、89年カンヌ映画祭で芸術貢献賞を受賞を獲得。
もちろんエルヴィス・プレスリーのこの作品が効果的に使われている。
706 union が選ぶ50年代のエルヴィス・プレスリーのベストソング10選はこちらからチェック!!
50年代のエルヴィスプレスリーのベストソング10選(ELVIS PRESLEY BEST 10, エルビスプレスリー)
2013.04.28
50年代のエルヴィス・プレスリーの曲でおすすめの10曲を挙げてみました。
1954年から55年に録音されたサン時代の曲が多いですが、エルヴィスが商業的な事にとらわれず自分らしく歌を歌っていた特別な時期なので当然の結果と思っています。
1.MYSTERY TRAIN(ミステリー・トレイン)
個人的に一番好きな曲です。シンプルな楽器編成でこれほどまでに叙情的に果てしない南部のアメリカを感じさせる曲は無いと思っています。本番ではなく軽く演奏していた音を録ったと言われていますが、その完成度は高いです。
この曲の解説はこちらから
2.BABY LET’S PLAY HOUSE(ベイビー・レッツ・プレイ・ハウス)
ロカビリーと言えばこの曲!!というほどロカビリーの完成形のサウンド。エルヴィスの色艶ある怪しい感じのボーカル、ギャロッピンギター、スラッピンベース、全てにおいて隙がない。
3.BLUE MOON OF KENTUCKY(ブルー・ムーン・オブ・ケンタッキー)
原曲がブルーグラスとは思えないほどノリが良い曲。エルヴィスのアレンジ能力がいかんなく発揮された名曲で、カントリーを完全にロカビリーに昇華させています。
4.ONE SIDED LOVE AFFAIR(ワン・サイデッド・ラブ・アフェア)
ピアノがフィーチャリングされたサウンドで最高にノリが良い曲です。たたみ駆ける様にエルヴィスのヴォーカル、ギター、ベース、ドラム、ピアノが絡み合うグルーブは最強です。
5.BLUE SUEDE SHOES(ブルー・スエード・シューズ)
ロックンロールの代表曲の一つでカールパーキンスの大ヒット曲のカバー。オリジナルに比べ前のめりなスピード感のあるアレンジになっている。1stアルバムの一曲目を飾るにふさわしいスリリングなナンバーです。
6.NEW ORLEANS(ニュー・オーリンズ)
50年代最後の主演映画の挿入歌としてレコーディングされた曲。ニューオリンズサウンドとロックンロールが融合したミディアムテンポの名曲。
7.DON’T(ドント)
エルヴィスの低音の声の魅力を味わえる珠玉のバラード。ソウルフルな魅力を感じる名曲。
8.AS LONG AS I HAVE YOU(アズ・ロング・アズ・アイ・ハヴ・ユー)
美しき愛のささやきを歌い上げた名バラード。
9.HAVE I TOLD YOU LATELY(ハヴ・アイ・トールド・ユー・レイトリー)
本国アメリカよりも日本で売れたこの曲。ミディアムテンポで切なく歌い上げるメロディーラインは心つかまれてしまいます。
10.GOOD ROCKIN’ TONIGHT (グッド・ロッキン・トゥナイト)
正に初期のエルヴィスのイメージを表したかのようなタイトルと曲調。それでいてロックンロールというよりもスラップベースのテンポが尊重されたロカビリー的アプローチなのが良い。
イメージ画像で使用したのは1956年に発売されたエルヴィス・プレスリーのセカンドアルバム「ELVIS」。
アルバムジャケットでエルヴィスが着用しているのはイタリアンカラーと呼ばれる襟と大きめのボタンループを持った通称ロックンロールカラーシャツという形のもの。
706 unionではこの時のシャツの形をイメージし、オリジナルのシャツを製作している。