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Bing Crosbyブランドのレーヨンシャツ

2016.03.03

恐らく1950年代前半、Gayson製Bing CrosbyブランドのCASUAL SHIRT。

素材はレーヨン。
レーヨンはもともとシルクの代用品として開発された素材なので肌触りもなめらかで、着用した時に出る生地の柔らかな、たるみ方など男女問わずセクシーに見える素材、しかしレーヨン素材は洗うとかなり縮みます。
乾燥機は絶対やめた方が良く、基本的にクリーニングでないと無理な素材。
しかし、この様に当時のタグには平気でWASHABLE(洗える)と表記しているものが多いので不思議です。

 

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20世紀のポピュラー音楽に革命を与えた人を絞るとしたら前半ビング・クロスビー、後半エルヴィス・プレスリーだという確信が以前からあるのですが、両者ともに音楽を変えようとか、更には世の中を変えてやろうとか、そういった意識が無く結果的に音楽の流れを変えたところが本物たる所以だと考えるのです。

「創始者」というのはジャンルを問わず時代の変革期に偶発的に生まれる本物…

すいません、ちょっと偉そうですが。
たとえばエルヴィスがいたからビートルズが生まれた、ビング・クロスビーがいたからフランク・シナトラが生まれたとかチャーリー・パーカーがいたからマイルス・デイヴィスがいた等、例える事が出来ても、ビングとエルヴィスにはこれといった手本となるアーティストが浮かびません。
異論のある方もいらっしゃるかと思いますが、少なくともこれが自分の正直な気持ちです。

それとビングとエルヴィスの共通点にジャンル分けが、し難いというのがあります。
その当時に流行ったジャンルは何でも歌えるのですね。

エルヴィスをロカビリーとかロックンロールの枠内のみで語ることが不可能な様に、ビングもジャズとかハワイアン、カントリーミュージックの枠のみに当てはまらない歌手です。
ビングもエルヴィスも彼ら自身がひとつの音楽ジャンル、スタイルなのだと思います。

ですから二人ともマーチャンダイズ向きだった訳で、その為、現在でもこの手の関連商品がヴィンテージ市場に残っているのではないでしょうか。

 

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どうでも良い話かも知れませんがシャツの裏側に付いているプリントの番号が気になってます。

 

 


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