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50sエルヴィス愛用のウエスタンパンツ

2016.02.01

 

1956年のエルヴィス・プレスリー、エド・サリバン・ショウTV出演のリハーサル写真。

当時にしては細身のシルエットに見えます。

TVの本番では太目の2タックパンツに着替えてますが、エルヴィスはこの時期大ブレイクしており、リハーサルは勿論プライベートの写真まで雑誌などで大量流出していて当時の若者、更には第二のロックンロールアイドルをデビューさせたい大手レコード会社のお手本としてもこの手の写真は多大な影響を与えています。

この時期、本番のステージ以外のファッションもエルヴィス自身、意識して演出していた事は間違い無いと思われます。

 

 

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ロックスタイルの細身のパンツは1950年代には無く実際にエルヴィスが着用しているのは黒のウエスタンパンツ。

彼の場合、骨格がしっかりしている事とポロシャツやスリッポンシューズ等のカジュアルウエアとあわせる事が多くカントリーシンガーのウエスタンファッションとは全く違うイメージです。

むしろリーバイス501を履くくらいのタフなシルエットですね。

 

 

ロックスタイルの細身のパンツのルーツは50sにあった
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1956年8月、映画「Love Me Tender」の撮影でハリウッドのKnickerbocker Hotel宿泊中、エルヴィスのいとこのジーン・スミスと…

ジーンは白黒コンビの靴に細身のホワイトベルトにワイシャツ、エルヴィスはヴァンプ・スリッポンシューズ、ベルト無し、ボタンダウンシャツのボタンを外して襟を立てています、ここでは二人とも同じ黒のウエスタンパンツを履いていていつの時代も自由な着こなしは存在するのだという事を再認識させられます。

それにしても体格が違うと同じパンツでもシルエットがかなり違いますね!

エルヴィスの履くブラックウエスタンパンツはカントリーミュージックというよりロックンロールの着こなし、これはもはやロックンロールパンツと言って良いレベルです。

注目したいのは股上の深いウエスタンパンツでもエルヴィスは骨盤が太い為、腰で履いている様な錯覚を受けます。

このイメージは1950年代後半のロックンロールアイドルに受け継がれ1960年代のロックスタイル、細身のパンツにつながっていくのでしょう。

 


カテゴリー: Elvis Presley

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