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50sジャケット当時の着こなし

2016.02.10

ポール・ニューマン主演映画「傷だらけの栄光・Somebody Up There Likes Me」
1956年に製作された作品ですが実在したボクシング世界ミドル級チャンピオン、ロッキー・グラジアノの生涯を描いた内容は日本でも影響を与えたらしく後に「あしたのジョー」でうまく使われています。
すぐ喧嘩をするが弱いものイジメはしない、女性に対してはシャイである、子供達にも慕われている下町のヒーロー、刑務所を何度も脱走している等、この魅力的キャラクターを巧く昇華したポール・ニューマンの演技も光り、この作品をプロットに様々な作品が派生していったのでしょう。
さらには注目すべき50sファッションアイテムが沢山登場します。
一度にはとても紹介出来ないくらいなのでまずはナッソージャケットの着こなしを!

 

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ロッキー役のポール・ニューマン、襟なしシャツにナッソー。
ロカビリーシンガー的着こなしとは違い、襟なしに合わせるところが当時のリアルなストリートを感じさせ現代の目で見ても逆に魅力的ではないでしょうか?。
マーロン・ブランドにも通じるタフなイメージ。
ジャケットの形状はHollywood Sports Wear/CarmelまたはCalifornia Sports Wear/Palominoに似ていますが、恐らくカーメルでしょう。
注目したいのは3つボタンなのにあえて一番下のみを留めている所!
Vゾーンが広くなる事で厚い胸板が強調されます。
当時の不良的着こなしです。

 

 

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エルヴィスも1957年映画「監獄ロック・Jailhouse Rock」で刑務所あがりのロック歌手役を演じていますがここでも意識的に3つボタンの一番下のみを留めています。
これはHollywood Sports Wear/Capistrano着用、衣装ではなくて自前です。
エルヴィスの場合は1955年、56年のプライベートでもこのパターンが多いので自然になった様に見えますがこの時期、映画での役作りに対してはかなり意欲的だったので他のシーンと比べて考えるとここは演出でしょう。

さすがです。

 

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カテゴリー: Coordinate,Elvis Presley

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