サン時代のエルヴィスが最後に発売したロカビリーの名曲「ミステリートレイン」Mystery Train
2013.04.29

エルヴィス・プレスリー(エルビス・プレスリー)のおススメベスト10の第一位に輝いた曲は、「ミステリートレイン」Mystery Train。
「Wildwood Flower」のヒットで知られ”ザ・ファースト・カントリー・ファミリー”と言われる、カーター・ファミリーの30年のヒット曲「Worried Man Blues」をベースにして、53年リトル・ジュニア・パーカーが当時所属していたサンの社長サム・フィリップスと共作。
リトル・ジュニアーズ・ブルー・フレイムスの「Feelin’ Good」に続くヒット曲を狙って発表したが、ビッグセールスには結び付かなかった。
エルヴィス・プレスリーは自らのギター、そしてギタリストのスコッティ・ムーア、ウッドベースのビル・ブラックをバックにレコーディング。
そしてこのナンバーはカントリーチャートでは「忘れじの人 I Forgot to Remember to Forget」のB面として11位までランク・アップしている(56年1月)。
正にロカビリーの典型といえる名作としてその後ロカビリーを目指す人は一度はレパートリーにしている。
ザ・バンド、エミルー・ハリス、ネヴィル・ブラザーズ、ニール・ヤング、ドワイト・ヨーカム、リック・ネルソン、ジェリー・リー・ルイス、そしてスコッティ・ムーア、ストレイ・キャッツ、ブライアン・セッツァー他がレコーディング。
又、このナンバーを元にしてジム・ジャームッシュ監督、工藤夕貴、永瀬正敏、ジョー・ストラマー主演の映画が製作され、89年カンヌ映画祭で芸術貢献賞を受賞を獲得。
もちろんエルヴィス・プレスリーのこの作品が効果的に使われている。
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