ワートハイマー撮影から60年、エルヴィス1956
2016.03.17
1956年3月17日はCBSテレビDorsey brothersの ‘Stage Show’に出演、そして写真家のワートハイマー氏がエルヴィスを最初に撮影した日なのでこのブログを書いている本日は、ちょうど60周年にあたります。
この写真の撮影日3/17はBlue Suede ShoesとHeartbeak Hotelを歌っていますがDメジャーコードを押さえている様に見えるので、多分Blue Suede Shoesのサブ・ドミナントコードの所「don’t you~♪」辺りでは?と勝手な推測をして楽しんでおります。
この日以降Alfred Wertheimerが撮影した一連の写真は当時のエルヴィスのイメージを決定付ける、素晴らしいカットが多いのですが3/17に関してはカラー写真が一枚も無いので、かえって我々の想像力をかき立てるのです。
まずネクタイは恐らく白いシルク、ニットではない様です。
黒のYシャツは袖がカフスで襟は台襟が付いているにもかかわらず何故か開襟になるタイプで一番上のボタンはループで留めるので右襟下に小さいボタンが付いています、生地は恐らくレーヨンかシルクが混じったものですが大きく横カスリの様な織りで独特の凹凸感があり、不思議なYシャツです。
パンツはシルクが混じったシャークスキン?、後のコンポラにも割と良くある生地かと思います。
他の日の写真から推測するとモノトーンかも知れません。
靴はスリッポンタイプのCross Strap Shoes。
靴下はダイヤ柄
右手にダイヤモンドのEPリング。
左手はダイヤモンドのHorse Shoeリング。
時計は恐らくロ-ドエルジンまたはエルジン。
そしてジャケットはダブルのスーツに多いピークドラペルの襟ですが前あわせは 一つボタンの拝みあわせを普通に留めている様に見えます。
色ですが恐らく赤系、エンジかと思います。
4/3のサンディエゴ、USS Hancockの船上で行われたミルトンバールショウ出演時のリハーサルで同じピークドラペルを確認できます。
カラー写真の精度は良くありませんが右の女性の赤と比べるとエルヴィスはエンジかなと思います。
当時のジャケットに割りとよくある色です。
形は違いますが多分この位の色では?と思います。
3月17日の写真は魅力的な写真が多くレコードジャケット等、様々な印刷物で使用されていますが、着色カラーで我々がイメージするものを見かけないのが残念です。
LOT.719 Cross Strap Shoes
カテゴリー: 706union Items,Elvis Presley